車両内に雨水が侵入（ダイハツ・ココア）

「車の中に雨水が入ってくる！！」

とお客様からのご要望があり、お車を確認してみるとあらびっくり！

大量の水（雨水）が車内に侵入していました。とにかく、まずは水が侵入してくる侵入経路の特定を行うため、車両の内張を取り外しハダカの状態にした後、整備士2人が協力し水漏れ点検を行いました。

　1人が車内に入り、もう1人が車両の外側からまんべんなくホースで水をかけ、水が入ってくる場所を確認。すると、※１ルーフモール下部の亀裂部分と※２エアダクトの損傷個所からの水漏れが確認できました

　※１ルーフモール：クルマの天井部分と側面部の溶接の際に出来る溝（あるいは溶接痕）を隠し、クルマの見栄えをよくするための部品で、その多くは樹脂でできています。

　※２エアダクト：空気の通り路で、空気の吸入口から必要なところまで空気を誘導するためのパイプのことです。

この車両は普段外に駐車しているとのことで、劣化が進み、亀裂が入ってしまい、その隙間から水が侵入していたと判断しました。　

その後、水漏れ箇所の部品交換を行い、内装部分はすべて乾燥させ元通りにした後ご納車いたしました。

整備士コメント：年月とともに車両の樹脂部分は劣化してしまうので、今後も別の場所からの水の侵入も考えられるため、安全面も考慮し、できれば早めの乗り換えをお勧めしていきたいです。（担当：高井力哉）